【行灯】 あんどん

★★。.: 知ってりゃ得する「生活めるまが」VOL.045・★。☆yasuyasu★。☆
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   「おっ モノ知り!」と 見なおされ    

知ってれば 思わぬとこで 役にたつ 「生活めるまが」 
 
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   【行灯】
    よみかたは あんどん アンドン。 
    電球が発明されるまで、ひろく人々に利用された照明。

    行灯の照明って言ってもほんと暗いです。
    私も行灯だけの部屋に入ったことがありますが 豆電球が点いている
    くらいの感覚で、とても本が読めたりしません。
 
    ですから
    江戸時代は日の出と共に生活が始まり、日の入りと共に終わります。

    この時代の時刻は
    日の出が明六ツ(あけむつ)で、一刻(約2時間)ごとに七ツ、八ツと
    進みお昼12時くらいが九つです。

    午後はなんと不思議、一刻ごとに八ツ、七つと少なく数えます。
    そして夕方の日の入りが暮六ツ(午後6時)。

    暮六ツ 以後は一刻ごとに五ツ(午後8時)四ツ(午後10時)。
    次の午前0時でまた九ツと戻ります。

    以後はまた一刻ごとに八ツ(午前2時)、七ツ(午前4時)
    そして明六ツ(午前6時)が始まるサイクルです。

    日に出から日の入りまでを六等分して、それぞれを一刻と呼びますが
    こうなると季節により一刻の時間が変わります。
    夏の一刻は長く、冬の一刻は短いです。

    日の出、日の入りで時間がはかれます。 
    なんと、空を見れば日にちも判ります。

    どうやって?

   
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   「生活めるまが」の やす☆です。

    落語「時うどん」は
    一杯、十六文の屋台うどんを九ツ(午前0時)ごろ食べ 
    一文づつお勘定を払う。
    六、七、八文まできたとき屋台のオヤジに「いま何刻や」と聞く。
    オヤジ「へい 九つですな」 十、十一、十二 と一文ごまかす。

    これをマネしようとおなじみ「喜やん」が 九ツ刻に行けばよいのに
    待ちきれず少し前の四ツ(午後10時)に食べてしまいます。
    六文、七文、八文まできたときオヤジに「いま何刻や」と聞く。
    オヤジ「へい 四つですな」 五、六、七、 と四文多く払った。
    
    そう四ツ刻の次が、九ツ刻となることを覚えて「時うどん」
    聞いてください。
    
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   ★編集後記(しぼりかす)
    
    行灯と言えば、昼行灯とあだ名された忠臣蔵、大石内蔵助。
 
    昼に行灯が点いていても、判らない、目立たないことから
    存在感の薄い、目立たないもの、人へのあだ名。

    映画では、千恵蔵、錦之介、長谷川一夫などがいましたが
    敵役の吉良役は、月形龍之介がぴったりでした。
    知りませんか?
       
   くらしに役立つお手つだいさんをめざす やす☆ でした。

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