アルミのレールシェルフは 「押し出し型材」と言う物で出来ています。
「ところてん」って ご存知でしょう? あれの作り方をご存知ですか?
四角い箱状の物が有って、その出口に 針金(?)を格子に張ってあります。
ところてんの塊を その箱状の物に押し込んで ぐいっと一突き。
すると 細長くカットされたところてんが出てくる・・・・と言うあれです。
アルミの型材も 同じように作ります。
直径 160mmほどの円筒に 欲しい形の穴をあけてあります。
アルミのビュレットと呼ばれる塊をその筒に押し込んで、グググググ〜っと圧力をかけると
その形の材が押し出されて出てくるという物です。
レールシェルフは それを凸凹2つの型材をはめ込む形で出来ています。
それがキチンと勘合(はめ合わせ)できるよう設計されています。
なあんだ、そんなら簡単だ〜〜〜と思いますでしょう? 私も思っていました。
でも、型は使うとやせてくる。・・・と言う事は そこから出てくる型材はドンドン太ってくるという事になります。
つまり、凸凹をキチンと作ると その内にどちらも太ってしまって 入らなくなるのです。
それで、今はまだ 少しゆるい目に作られています。
ゆるい目に作られている・・・・つまり、型材のままでは、棚がキチンと合わずにがたついている状態だということです。
困りますよね。
で、久宝では それがキチンとはめ込めるよう自分たちで作った道具で 調整をしています。
一本一本手作り状態で 調整をしているのです。
角の丸みについても 私達はそれが安定して同じようにきれいにできるよう、自分たちで機械を作っているのです。
最後は手磨き。
こうして 開発者と作業者の心意気の一杯詰まったレールシェルフが出来上がるという訳です。
毎日、皆さんのお部屋を かっこ良く素敵に飾れる事を願って 一所懸命 手作業を続けています。