珪藻土の壁材を家のどこに使うと良い?



まず珪藻土が不向きな場所を覚えておきましょう。まずは浴室。いくら珪藻土が湿度を吸収できるといっても、ずっと濡れているような場所ではもちません。外 壁にも、プロ向けの外壁用珪藻土壁材を使わなければうまく施工できないでしょう。また、キッチンのシンクまわりのように常に水がかかる場所、コンロの近く のように高温になったり、炎が発生する場所も避けたほうが良いでしょう。

当然、ガラスや金属板の上などでは塗り固めることができません。珪藻土壁材は、下地の水の吸い込み具合に合わせて、使い分けられるように2種類用意しておくと良いでしょう。だからと言って、どこにでも塗りつけるということはできないと考えてください。

 

例えば、「ビニールクロス用珪藻土壁材」はビニールの壁紙の上に塗ることが得意なように調整されています。一方、「古壁用珪藻土壁材」はいわゆる和風壁の上に塗るのに適しています。コンクリートやモルタル、合板などにはどちらも塗ることができます。

ビニールクロス用珪藻土壁材はこちら

古壁(せんい壁等)用珪藻土壁材はこちら


その調湿性能や臭いの吸着効果を考えるなら、まずは寝室が良いかもしれません。適度な湿度を保ってダニの発生がおさえられると、快適な睡眠環境を整えられ るでしょう。DIYで壁塗りをするなら、まずトイレや洗面所など、狭くてあまり壁に目がいかない場所が練習になって良いでしょうね。洗面所で洗濯物の部屋 干しなどをする場合には、珪藻土の調湿効果は非常に重宝です。(もちろん換気などは十分に。あまり大量の洗濯物はさすがの珪藻土もお手上げですから…)。

子供部屋では、完全に乾かないうちに背くらべ用の目盛りを壁に刻むなど、さまざまなアイデアを盛り付けることができるでしょう。完全に乾くには2、3日かかりますから、その間傷をつけたりしないように、別の部屋に寝間をとってあげてください。

調湿効果を生かすには、合板が出ているクローゼットなどにも良いでしょう。お客様用の布団が湿気てダメになったりすることを防ぎたいものです。こうした目 に付かないところもDIY壁塗りの練習台としては良いですね。思い切ったコテさばきで、波仕上げなどの練習をしてみたいものです。



コテ、仕上げヘラなどのご購入はこちら。

さて、次のページからいよいよDIYでの塗り方について詳しく学んでいきましょう!

珪藻土の壁、塗り方は?(1)準備編



珪藻土壁材のご購入はこちら →